土曜日のこと。

ニコルを連れて動物病院へ行っていた時。
診察券を出して、待合で椅子に座っていたら
診察室から聞こえてきたのが

「脾臓が・・・」とか「検査結果・・・」とか
大きな院長先生の声が聞こえてきて。

どうやら、今・診察してもらっているワンちゃんのことみたい。

そして、診断内容が
「脾臓の血管肉腫」みたい。

ナビが罹っていた病気です。
否が応にも、自分が宣告された時の状況を思い出してしまいます。

なんとも言えない気持ちで
ニコルを落ち着かせるためにマッサージしたり
どんな表情を浮かべたらいいのか分からなくなって
ひたすら外の景色をみたりしていました。

たぶん、私・ひどい顔をしていたと思います^^;

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診察が終わって出てきたのは
MIXのワンちゃんと、ちょっと高齢のご夫婦。

私とナビが聞いたときの内容よりも
幾分か簡略化されている気がして
大きな声で話されていたのは
きっと飼い主さんがご高齢の方だったからかな・・・。

ご家族と話し合って決めると言われていたご夫妻。
ニコルのことをみて、奥様が「いくつ?」と尋ねてこられました。

1歳です。と答えた後に
なんて言葉をかけたらいいのか分からなくて
「おいくつですか?」と聞き返すのがやっと。

ウチの子も、脾臓の病気だったんですよ。
手術をして、3ヵ月の闘病期間を頑張ってくれたんですよ。

かけたい言葉は色々とあったけれど
何を言っても違う気がして・・・。

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脾臓がおなかの中で破裂して
貧血を起こしているワンちゃん。

歩くのもつらいのか
最初はドアを出る気満々だったのに
いざ帰る頃になると
飼い主さんがリードを引っ張らないと歩けない状態。

抱っこして運んであげたらいいのになー・・・と思いながら
でも、それをあのご夫婦に言うのは
年齢的(体力的にも、ワンちゃんの大きさにしても)
厳しいのかなー・・・とも考えたり・・・。

ナビと同じ病気。
ナビと同じ状況。
高齢のご夫婦と大きな体格のワンちゃん。

いろんなことを考えた時間でした。

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追加で・・・。

トラウマ、というか
今でも引きずっていることがあるのですが。

毎週のように、休前日にニコルと一緒に寝ていても
毎週のように、「ちゃんと息をしているか」確認してしまいます。

隣で眠っていたナビが
まさに「眠るように旅立ってしまった」ので
ニコルの寝息が聞こえてないと
おなかに手を当てて確認したくなる・・・。

こればっかりは、直らない習性です・・・。
自分でもおかしいって思っているんだけどねー。

ナビは夜中に旅立ったので
「夜中」というキーワードもダメみたい。
「夜中で一緒に寝ていて息しているか気になる」の3点セット。