2/3(日)
おうち保育園の開園日でした。
インスタグラムの方でも先に掲載しましたが
この日、姪っ子ちゃん(5歳と2ヶ月)を連れて
甥っ子くん(1歳3ヶ月)の絵本の在庫を増やそうと
BOOKOFFまで買い物に。

絵本を選んでいいよ~と話をしていると
何十冊? 百冊?? と並んでいる絵本コーナーから
「ニコルに似てる」と指差した背表紙が。

2cm足らずの身長の、小さなチワワのイラストだけど
確かに ブラックタン・ホワイトのチワワ。
こんなの、たくさんある本の中から よく目に留まったなー
・・・と感心しながら、手に取るのを躊躇ったのは
タイトルが「さよならチワオ」だったから。

どう考えても、別れの話。
飼育放棄で保健所に行くような話では無いだろうけど
別れが描かれていることは間違いないよなぁー
・・・と思いながら、店頭で内容をパラパラ・・・

あらすじを ざっと書くと
(インスタではちょっと憚られたので)
——————————————
「ボク」が産まれた頃には、チワオは 3歳だった。
チワオは、ボクにとって
お兄ちゃんであり・弟であり、親友でもあった
たくさんの季節を一緒に過ごし
ボクはチワオの散歩係を担当していたけれど
チワオが10歳になる頃には
ボクの方が歩くにも早くなり
散歩も億劫になって、夏休みを迎える頃には
ボクはチワオの散歩のことも忘れていた

季節が過ぎてチワオは 益々動かなくなり
トイレの失敗もするようになった
お父さんもお母さんもチワオに文句を言った

ある日、ボクのお母さんが
「チワオがケガをしている!」と
みんなで病院へ連れて行くと
チワオは動けないため、床ずれをおこしていた

それから、家族みんなで
床ずれ防止のために、チワオの介護をして
お母さんはチワオのためにスープを作って
みんなで頑張って、チワオは14歳を迎えた
クリスマスも一緒に過ごした

食べ物も受け付けなくなって
ほぼ寝たきりになったチワオ。
病院で点滴入院をさせた方が・・・という獣医さんに
「家に連れて帰ります」と言ったボク。

ボクとチワオだけで留守番をしていた日曜日
チワオが起き上がって、散歩のリードを見つめて
ボクの目の前で 奇跡的に、立ち上がった。
そして、そのまま倒れた。
「ボク」が10歳の時に、チワオは旅立った。
——————————————

・・・という話。
ほぼ書いちゃった。
今 思い出しながら書いていても、涙が出てくる。

最初、店頭で本を手にしたときは
「縁起でもない!」と本を戻そうとしたんだけど
いつか、ニコルや らむねと別れる時には
姪っ子ちゃんも・甥っ子くんも
記憶に残る年齢になっているだろうな・・・とは
以前から何となく考えることはあったんだけど
あの2人が大人になっても、大きくなっても
ニコルや らむねと過ごしたこと
シニアになってからのこと、別れのこと
そういうことを思い出す「鍵」になってくれたらいいな と
やっぱり本を買うことにしました。

本当は、手にした絵本・購入した絵本は
家で読み聞かせをしてやるのですが
(姪っ子は やっと平仮名を書けるようになった程度で
まだ絵本は読めません)

この本は・・・さすがに読めない・・・
私が涙が出るどころじゃなくて
号泣も号泣で、声をあげて泣くくらいの状態なので^^;

久しぶりにこれだけ泣いた。
まぶたがパンパンに腫れて
翌日に残るくらいの泣き方。

ナビをお空へ送り出してから
犬を看取ること、送り出すことの辛さは
知っているつもりなんだけど
新しい子、しかも若い年齢の子と暮らしていると
だんだんとその感覚も薄れて来ていて
「お別れ」に対する実感とか、リアルさが遠のいていて。

もちろん【いつか】は必ず来るのを知っているんだけど
その「いつか」に対する、リアルさに欠けるというか・・・

それが、この絵本では
シニアを迎えるということ
介護期を過ごすということ
そして「別れ」を迎えるということ
すべての扉を開けて、内臓をえぐられるような
本としては、おだやかに成立しているんだけど
私の気持ちとしては、開けたくない部分を開けて
えぐられたような辛さがこみあげてくるのです・・・

それでも、まぁ
この本と このタイミングで出会って
姪っ子ちゃんが指し示したことには
やはり意味があるんだろうな、と捉えているんだけどね・・・

この本を書いた方は
ブラックタンホワイトのチワワと過ごされていたのかなー。