オムニア鈴木先生のInstagramで
久しぶりに「課題(問題)」が出ました。

ざっくりした症状・既往症は省きますが
幼少期に環軸椎の異常が分かり手術・回復
シニア齢になり、歩けなくなる「右側」に倒れることがある
(検査では異常なし)
心臓の圧が弱く、寒い時期に調子を崩しやすい
走る時は「うさぎ跳び」
前足はナックリング(足先が曲がる)

・・・という状態で「どこが悪いでしょう?」という問題。

これ・・・先生、かーーーーなりヒントを書かれています。
beforeの動画・写真もあげられていますが
文章のヒントが的確過ぎる・・・

私が出した答えは
・(写真で)前傾姿勢をとっているので
 全体的にパツパツ・特に後ろ足が弱い(うさぎ跳びからも)
・「右側」へまわって歩くので左後ろ足が弱い
・後ろ足を使わないから、前足へ負荷がかかり曲がっている
・寒い時期に調子を崩すのは「腎」の弱さ?
(相克の関係で、腎→心へ影響が出ている?)

・・・だったのですが~
先生の答えは「左後ろ足のパテラ(膝蓋骨脱臼)」(右も軽度パテラ)
によって、対軸の上半身(右前足・肩回り・脇)が張っている
仰向けに抱っこすると、左後ろ足(弱い側)が内側に入っていた
左後ろ足が踏ん張れないから、尻尾が左に振られる(これ気づくの凄い!!)

・・・ということで、私の答えは
「出来ているようで・出来ていない」回答でした・・・💦💦

だって、先生かなりヒントを書かれていたもん。
「右側」なんてヒントが無かったら、私の回答に「左足」は出て来ない。

・全身が凝っているから解す
・後ろ足が弱い

・・・この2点については
ほぼほぼ、8~9割の子は当てはまる(特に小型犬)ので
これ書いておけば正解。みたいなところがあるしねー。

自分で、ヒント無しで
映像・写真を見ただけで判断が出来るか・・・というと
やっぱり、そこに着目出来ないと思う。

私は診察をする側じゃないので
そこまで気が付くことが出来なくても良いんだけど
「飼い主として」という意味では
そこに気が付くことが出来たら
そこに目が行って、ちゃんと経過を観察することが出来て
かかりつけの医師に説明をすることが出来たら
判断が出来る人に相談をすることが出来たら

元となる「原因」が掴めて
原因不明と思われていた症状が改善するかもしれない。

だから「よその子の問題」とするのではなく
自分の子を見る目を養う問題として
こういう課題を考えるのって、かなり役に立つと思ってる。

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・・・というか、後ろ足が弱くて
冬になると体調を崩す(たぶん腎の問題)って
ウチの子に当てはまるんだもの笑

これ、ちゃんと考えられないと
ウチの子の症状を考えられない
見ることが出来ていないってことだよ。

よその子の問題、じゃなくて
ウチの子も当てはまる問題
(全部が同じではないけれど、被るところがある問題)として。

難しいのが、問題として出された子の症状・・・。
シニア齢になって、歩けなくなった時に
幼少期に出ていた「首」の問題を疑い、検査をしても「異常なし」で
上半身のどこを検査しても異常が出て来ず「原因不明」とされ
ステロイド投薬で凌ぐ・・・という状況だったようです。

場合によっては、頸椎・あるいは腰椎のヘルニアと診断されたり
前庭疾患として診断されるケースもあるようです。

そこを、ちゃんと原因を究明していくと
実は上半身が原因ではなく、後ろ足が原因で
後ろ足の原因を改善してやると、上半身への負荷も減って
問題となっていた点が改善された・・・という。

その部分を見極めることが出来る人(医師)が少ないので
飼い主さんの気づきと、飼い主さんの普段のケアにかかってる・・・という。

もっともっと勉強しないとダメだなー・・・と思うのですが
私も、考えることはしていても
自分の子を見極められない・・・という点があるのでねー。
困ったもんだわ・・・。

ただ、久々に「課題」を考えて やる気になったところもあるので
オムニアblog覗いて、過去の問題を考えてみたら
今の私なら見えるところがあるかも! とか
今でもやっぱり問題が解けなくて、唸ってしまうかも・・・とか。
ちょっと実践問題を解いてみたくなった!