7/7(火)

西日本豪雨(2018/7/5~7/6の大雨による災害) から
丸2年が経過しました。

奇しくも、この週末 7/4~の大雨により
熊本・鹿児島・・・九州全域で線状降水帯による大雨災害が起きています。

昨年も、その前の年も
関東で大きな浸水被害があったり
千葉で台風被害があったり

テレビを通してみる映像により
自分が被災した時のことを思い出すことはありましたが

今回の熊本での被害を見ていると・・・
時期がちょうど重なるからか
自分の体験をフラッシュバックするというか
思い出してキツイな・・・と思うことが多々あります。

元気で過ごせている「今」に感謝の思いもありますが
あの時のような経験は二度としたくない、とも思います。

この2年で、
大きく変わったこともありました。

豪雨体験を教訓に
町内会(200戸くらいの戸建て住宅の自治会)での
「班分け」の中に、さらに小さい組織で
「グループ分け」が出来ました。
避難時にお互いを確認・相互扶助するための、小団体です。

これが上手く機能するかどうかは分りませんが
ご近所同士、声を掛け合って助け合う・確認しあう
・・・という意識づけの一歩にはなるかもしれません。

あと、今年になって梅雨時の前に回った回覧では
避難時の方法・手段として
今年ならでは・・・というか、コロナの影響もあり
指定避難場所だけでなく、自宅での避難
親類・知人宅を頼る避難や垂直避難についても書かれていました。

ペットがいる場合の避難についても書かれていました。
(学校などの避難場所で受け入れるかどうか、といった
具体的なところまでは書かれていませんが
ペットを連れている場合は、とりあえず一声かけてから・・・という程度ですが)

「ペットを連れての避難がある」という
意識がされているだけでも、大前進だと思います。
(ペットを置いていけ、という判断でないだけ有難い)

災害は無いに越したことは無いけれど
経験をもとに・・・の部分は大きいです。

あの時、助けられて本当に救われた部分も大きいですし
ボランティアの力、募金の力
助けてくれる・手を差し伸べてくれる人の力も
当事者として感じました。

一方で、こういう時だからこそ出る
人間の「本性」みたいなものもありました。
被災した近所同士でのピリピリしたムードもあったし
家族間でも、先の見えない不安から衝突もありましたし。

自分がしたいこと・出来ること
「何か」をしたいんだけど、現状出来ないこと
空回りする思いもあっての衝突もありました。
(気持ちはわかるんだけど、今できないだろー とか
わかるんだけど、それは今じゃないだろうー とか・・・)

経験しないとわからないこと
経験したからこそ、わかることも 色々とあります。

どうぞ、この梅雨後期の被害が
これ以上大きくなりませんように。