11/11(月)
9日のセミナー、まだまだ続きます・・・。
(説明して貰った内容をすべて書こうと思ったら全然足りないけれど
宙で覚えている部分だけでも残そうと思っても、3日でも足り無さそう・・・)

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午前中のヒトの部を終えて、
予定時間をオーバーしてのお昼休憩。
先生はお昼ごはんも食べずに質問に応じています(ひぇぇぇぇ~~)

そうそう。人の部で「朝食は抜かない方がいい」と言われましたよー。
脾の不調からだったかな?
朝ご飯はちゃんと食べた方が良いそうです。
パン食は身体を冷やすらしく・・・出来たらゴハン食。

「子午流注」(ネットで調べるとたくさん出て来ます)という
身体の臓器と、それぞれの休ませる時間帯・活動時間帯を時計のような図にしたもの
・・・これを用いての説明も受けました。

23時~午前3時までの
いわゆる、お肌のゴールデンタイムは、肝(胆)を休める時間帯。
飼い主さんがここで夜更かしをしていると
ペットも熟睡をしていないことが多いので
肝の不調が出やすい・・・とか。

午前の部で学んだことを応用して
午後のペットの部は、説明部分は簡単に済ませて
実践・・・というか、実際に写真(スクリーンに映ったパワーポイントでは動画も)
を見ながら、その子の症状と悪い部分を読み解く・・・という応用編でした。

肉球の状態の見方、良い状態の説明、舌の色・・・と。
写真では舌の色が見えにくくても
動画で見ると、ハァハァとパンディングしている口から見える舌の色とか
ぐるぐると歩き回っている時に見える舌とか

ヒトなら「あっかんべーして」と言えますが
犬(猫)に舌を出して・・・というのは言いにくいし
ドッグランで走り回った後の、呼吸の時の舌の色では
普段の落ち着いた時の様子とは違っていたりするし・・・
(舌の色・肉球の状態は、1日の中でも変化があります)

どういう時に、どうやって診るのか? が
動画で教えて貰うと少し掴みやすかったように思います。
(それでも、ちらっとしか見えないもので
状況を掴むというのは素人には難しい・・・)

他にも先生は、その子が置かれている状況
保冷剤を近くに置いてある(冷やしている)とか
オムツを使っている(=おしっこ・腎臓系の問題がある?)とか
その子本人だけじゃなく、舌の色・肉球だけでもなく
座り方・皮膚の状態・フケ・毛艶・おかれた環境・・・と
あらゆるところから状態・状況を読み取ろうとされていました。

結果が分かっているから
後から説明をするのに、その写真(動画)にヒントが見えるのかもしれませんが
初見の私たちに説明をするのにも
写真のあらゆるところにヒントがあると伝えて貰いましたよ~。

手足・耳の内側が冷えていても
身体の中(胃などの臓器)は熱を持っている場合があったり
体内の水の流れ・気の流れ・血の流れ・・・

身体の不調(癌などの分かりやすいものから
筋肉・骨の異常、てんかん発作など、身体のかゆみ)の
どこに原因があって、何が起因となっているのか。
どう対処したらいいのか。

実例を見ながら、ひとつずつ考えさせて貰って
ひとつずつ解説をしてもらいました。
どれくらい改善までに時間が掛かったか、教えて貰った例もあります。

文字にしたら、単純な「咳」でも
動画で見ると、乾いたコンコン咳だったり
痰のような湿気を含んだ咳だったり
タイプの違う「咳」の説明もありました。

体側面を痒がるとき、犬が後ろ足で耳を掻く
後ろ足で身体の側面を掻く(よく見る仕草)
後ろ足(腿のあたり・ふくらはぎのあたり)を噛む
前足を舐める・・・これらも、内臓の不調が起因だったりもするそうです。

体側面に通っている経路は「胆肝」の経路。
ストレスが溜まっていないか? 散歩は足りているか?
消化の状態は? 身体の不調は?

そうやって「掻く」仕草を続けているうちに
「外耳炎」に繋がったりもするそうです。
(最初は耳に異常は無く、匂いも無い正常な状態だったのに)

先生の愛犬のラブラドールちゃんの実例もありました。
とにかく水分排出~~と夏にハトムギをたくさん食べさせて
スイカを食べさせて(どの子にも当てはまる方法では無いですよ!)
そのシーズンに結果が出るのかと思いきや

その夏に頑張って頑張った、翌年の夏にスッキリと結果が出た・・・と。
水分でむくんでいた身体はスッキリと痩せて
性格も散歩嫌いだったのが、散歩好きな子に変わったり
(散歩嫌いなのも、理由があったりするそうで・・・)

そのシーズンや、次の季節に結果が出るわけじゃないんだーー!!
・・・というのも驚きでした・・・。

今年、ハトムギで利水頑張ったけど
全然やせない らむね・・・むしろ最近、また太った?? と思っているんだけど
来年の夏に結果が出るのかしら・・・来年も「まだ足りない」ってなるのかしら・・・。

東洋医学、漢方・薬膳。
すぐに結果が見えるものもあるし、日々の積み重ねでコツコツ・・・
なかなか結果が見えにくいものもあるみたいで・・・。

この日、よく出たキーワードで
「ハトムギ」(夏の利水)
「山芋(長芋でも代用可)」(オールシーズンOK 火を通して使う)
色々とありましたが

他の人から聞いて「○○が身体に良いから!」が
必ずしも、ウチの子(または自分自身)に当てはまるとは限らない。
偏った薬膳・偏った食材を使うくらいなら
その時期・その季節の「旬の食材」を与える方が、そこから始める方がまだマシ。

ドライフードは「火」の食材。(熱を持った食材)
消化の度合いでいうと、消化の悪いものから順番に

ドライフード(完全に乾燥) > ドライフードのふやかし >
缶詰などのウェットフード > パウチでのフード > 完全手作り食
・・・という順番になるそうです。

食べるものの素材、お肉ならお肉の種類によっても
影響の出る身体の場所が違ってくるし
体質的に、熱を持っている子に食べさせた方が良いものと
逆に冷えている子に食べさせた方が良いものも違います。
手足が冷えているけれど、内臓は熱を持っている子に与えるものも異なります。

そこの判断を間違えると
いつまで経っても体調が治らなかったりとか
今は元気でも、積み重ねと共に不調が出たりとか
こじれてくる原因になるそうで・・・。

そこを紐解くヒントになるための
舌の状態・手足耳の冷え・皮膚の伸び・行動や性格・・・
食べ物での改善、マッサージでの改善

本当に、難しい~~1回聞いたくらいじゃ全然分からない!
分からないけれど、分からないなりにもがく面白さはつかめた気がする~。

飼い主さんが愛犬(愛猫)の一挙手一投足に一喜一憂していては
ワンコもニャンコも不安でつまらないばかりで・・・
飼い主さんは、どんな状況でも笑顔で接しないとダメ。
まずは自分の身体と向き合って、自分の不調を把握して
ワンコ・ニャンコの不調を見極めが出来るように・・・。
ちいさな変化にも気づくことが出来るように。

ホント奥が深くて、これからも勉強を続けたいし
やっぱり鈴木先生に実際に診て貰いたい~~という思いは募るばかり・・・(笑

本当に、診断を必要としている
重い病気の子がたくさんいるのでしょうが
私が気づくことが出来ていないかもしれない
ニコルやらむねの小さな変化を診て貰いたい!! とも思うのです。。。

とりあえずは教えて貰ったことが実践できるように
ちゃんと自分のものに出来るように・・・だよね。