11/10(日)
9日の続きです。

鈴木先生のセミナー、福岡から来岡されている点と
先生の事務所に他のスタッフさんもいらっしゃる点と
丸1日、朝の10時~夕方17時まで みっちり缶詰のセミナーであることと
色々な点から、金額は私がちょっと引く位でしたが^^;
(企業で参加する勉強会を思えば、妥当な金額なのかしら・・・)

でも、充分にそれに値するくらいの内容でした。
東洋医学セミナー・・・って聞くと
漢方を押売りされそうとか、なんとなく雲をつかむような話の気がしますが
それも一切なく・・・ただただ情報を教えて貰う・勉強するための会でした。

今回のセミナーの目的としては
人のための東洋医学を勉強して
自分の身体の状態を把握できるようになって
それを犬にも当てはめる(応用する)・・・というものなので
午前中、みっちり自分の体質を見極められるように勉強!

普段の生活の様子、食べ物の嗜好性
寝起き・寝つきの態度(笑)・・・などからのタイプ別体質診断。
あとは、爪の色や舌の形状からの体質診断。
既往症などからの五行五臓診断・・・と

東洋医学の「基本」を聞きながら
それぞれの体質のタイプ別診断を聞いて
どのように対処すればいいかもレクチャーされます。

お昼休憩の前には、爪の色・形状
舌の色・形状での自己診断方法を教えて貰ったのですが。

私、慢性的な貧血もちで
休憩時間に先生に質問をしました・・・

舌の色を診て貰い
「舌の脇に歯型がついている・色が紫がかっている」で
むくみ(水の排出が悪い)と
瘀血(血がドロドロ・流れが滞っている)を指摘されました。

女性は「瘀血」気味の人が多いそうです。
冷え症なども、これが原因のことが多いらしく。

甘いものが好き(心当たりが有りすぎる・・・)で
胃腸(東洋医学でいう、脾)の弱りもあるようで
「脾」の弱りが原因で、貧血を起こしているようです。
人工的な甘いもの(チョコレート・ケーキ・洋菓子など・・・)を控えて
自然の甘味(お芋など)に置き換え
身体を温める食材を摂って、青魚の血合いの部分を食べたり
ニンジンを食べたり・・・で瘀血対策をしていくことで改善につながるそうです。

で、ニコルの「ものもらい」の相談もしました。
今年の春から夏にかけて、瞼にものもらい(マイボーム腺炎)を繰り返していたこと。
「肝」の不調を疑って対処していたが、改善が見られず
今は「腎」の補腎を行っていること。それをお伝えしたのですが~。

瞼の症状は、実は「脾」の不調なのだそうです。
脾(胃腸)の不調から、まぶたの異常につながるそうで・・・。

飼い主さんの体質(不調)と、ペットの体質がリンクしていることが多いらしいのですが
まさに私もそのタイプでした。

らむねの「ストルバイト結晶」(今は1年ほど出ていませんが)は
「腎」の不調なのですが、「脾」の不調と「腎」の不調も
「相克」という繋がりがあって、関係性がゼロでは無いのです。

とにかく、ペットのことを優先させるばかりで
飼い主さんが自分の体調を気にしていない・後回しにしている人が多いそうなのですが・・・
(私もそういうタイプなので分かります・・・)

飼い主さんが自分の体調の「根本的な原因」を掴む・気に掛けることで
ペットの不調の原因が分かったり
飼い主さんの不調が治ることで、ペットの不調も改善されたり・・・もあるそうです。

飼い主さんが倒れてしまっては、元も子もない・・・ということで
自分の体質改善もしっかり指導をされました・・・^^;

先生は、普段 ペットの往診依頼を受けていても
飼い主さんの症状(話している時の舌の色など)が気になって仕方ないときもあるそうです。

私の「貧血体質」も、鉄剤を飲めば改善するのですが
根本的な解決にはなっていないので
半年もすれば、また鉄欠乏性貧血状態になる・・・という繰り返しで。
根っこの原因(胃腸の不調)を改善させて、吸収を良くすれば
貧血も治るし、冷えも改善するし・瘀血も改善するかも? ・・・という。

寝っこを治さず、鉄剤でその場しのぎ・蓋をするだけでは
何の解決にもならないんですよね・・・。

「瘀血」というのは、血がドロドロの状態なんだそうですが
東洋医学的には、この血流の流れが悪く滞ることで「癌化する」と考えるのだそうです。
女性は生理があるので、定期的に血を排出しますが
瘀血状態の人は、血の塊が出やすい人もおり
子宮内膜症や子宮筋腫にもなりやすい・・・と。

ただ、癌化した部位を取り除けばそれで解決するかといえば
瘀血の根本的な対策をしていないと
血の流れが悪く滞りやすい状態のままなので
また他の部位が「癌化する」(=再発)となるのだそうで・・・。

甘い物の摂りすぎ =脾の弱り →冷え性(瘀血)と考えていくと
癌に甘いものが大敵 とナビの時に学んだのですが
あれは、この「人工的な甘い物の摂りすぎ」から
脾の弱り・瘀血と繋がるから、癌になりやすい・・・という点に通じるのかなー・・・と。

今になって納得できる部分もあるのです・・・。
(私なりの解釈なので、全然意味が違うかもしれませんが・・・)

で、人の話を中心に午前中 予定時間をオーバーしながらも
頭パンパンになるくらいの情報量の話を聞いたのですが・・・
「ヒトの話だ」と思いながらも、ついつい置き換えて考えるのは「犬の話」(笑

説明の資料は、この日に説明で見せて貰った
パワーポイントの資料を印刷したものが中心でしたが
スクリーンに映して見せて貰っている資料に対しても
先生の書き込みがどんどん増えるし
(タブレットにタッチペンで書くと、スクリーンにも反映される・・・という!)

書き込みが無くても口頭で説明をされたり
どんどんと情報が溢れていく~~~。